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高森明勅
2017.4.12 21:00

BS11のインサイドアウトに生出演

4月13日、BS11の「報道ライブINsideOUT」に生出演。

午後8時59分から1時間の放送。

テーマは「議論大詰め 天皇陛下退位の行方」。

ゲストは私の他に成城大学教授の森暢平氏。

番組プロデューサーの話によると、
森氏はご本人と私の立ち位置の違いを、
概略こんな感じで分析されたとか。

横軸に「保守」―「リベラル」の対立を置く。

縦軸には「天皇の人間としての側面」を重視―
天皇の制度としての側面」を重視という対立。

例えば憲法学者の木村草太氏の場合、
「リベラル」で「
人間としての側面」重視。

高森は「保守」系ながら「人間としての側面」重視。

だから、この2人はその点では“近い”

自分は「リベラル」で「制度としての側面」重視。

よって、言わば対極の位置にいると。

面白い分析だ。

そうすると、八木秀次氏などは「保守」で
「制度としての側面」重視だから、
森氏とはその点では近いことになろう。

そう言えば譲位の制度化について、
2人とも「パンドラの箱」
を開けることになる、
という同じ表現で反対又は消極的な姿勢を見せていた。

番組そのものは討論番組ではない。

だから、立場が違う2人のコメントから、
視聴者に
多様で多角的な見方があり得ることを
受け取って貰えば良い。

どちらに共感し、説得力を感じるかは、
視ている人にお任せする。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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